暴力をふるう夫との面会交流を間接交流にとどめた事例
依頼者:妻 30代
相手方:夫 30代
争点 :離婚、親権、面会交流
経緯
相手方である夫が、お子様に対して暴力を振るっていた案件です。
依頼者は、夫との離婚と親権取得、面会交流の回避を望まれていました。
肉体的・精神的DVを行っていたことの客観的な証拠の提出や、お子様からの丁寧な聞き取りによって、依頼者様のご希望に添う解決ができました。
対応
相手方は、離婚には応じるが、お子様への直接的な面会交流を求められていました。しかし、相手方のお子様に対する暴力はひどいものでしたので、それをそのまま実現する事は避けなければなりませんでした。
そこで、相手方のお子様に対する暴力があったことを示し、距離をとる必要性を説明しました。
その結果、間接的な面会交流に留めることができ、お子さんの安全を守ることができました。
ポイント
お子様にとってはご両親の不仲の影響は最小限にすべきで、面会交流の実施は意味のあることだと思います。
ただ、DVがあるなど、面会交流がお子様に悪影響を与える可能性が高い場合は話が変わってきます。
この場合は、お子様の福祉を守るため全力で対応をさせていただきますのでご相談をされて下さい。
平成20年3月 広島大学法科大学院卒業
平成21年9月 司法試験合格(63期)
離婚問題・男女問題は、どうしても感情的になりやすく、一人で考えていたのでは問題が絡んでいく傾向があります。また、DVやモラハラがある場合、すでに夫婦間で上下関係が定まっていますから不利な条件を押しつけられがちです。調停手続も法律知識が必要ですのでご不安な事もあるでしょう。事件解決のパートナーとして、あなたの不安や問題を適切に解決することのご協力をさせていただければ幸いです。