相手方が別居後に行った多額の養育費、慰謝料請求を適正なものにし、他方で中断されていた面会交流を復活させ、離婚を実現した事例

依頼者:男性 20代

相手方:女性 20代

争点 :慰謝料、養育費、面会交流

 

経緯

相手方はお子様を連れて家を出ました。

ある日突然、相手方から、慰謝料の請求と相場を大幅に超える高額の養育費請求をされてきました。また、お子様とは全く面会ができない状態に陥っていました。

困った依頼者様は、弊所にご相談に来られました。

 

対応

こちらから相手方に、慰謝料は生じる案件ではないと思われること、養育費の算出の為に資料開示をすることを求めました。併せて面会交流についても求めました。

しかし、相手方はこれを拒否されましたので、面会交流調停を申し立てました。

これに対して、相手方は離婚調停と婚姻費用調停を申し立てて来ましたので、この中でこの事例の全ての問題をやりとりすることができる様になりました。

調停内では、調停委員会の指揮の下、相手方は資料を提出されましたので、相場内での婚姻費用、養育費の支払いをすることに落ち着き、また慰謝料の支払いはなくなりました。

面会交流も、月1回と決まり、双方納得のうえ調停が成立しました。

 

ポイント

対立が激しい離婚の場合、満足に資料が出てこなかったり、本らに行うべき事をされなかったりすることが珍しくありません。

そのような場合、裁判所を使い話合いをするのが遠いようで一番早い解決になることが多いです。

今回の事例はそのような場合であったといえます。