不倫をした相手からの離婚の求めに対して、離婚の条件として慰謝料の支払いと住居(相手の名義)にずっと住んで良い約束を得た事例
依頼者:女性 50代
相手方:男性 50代
争点 :財産分与・慰謝料
経緯
不倫をした相手からの離婚請求の事例です。
相手方は不倫をしたことに反省の意思ももたず、依頼者様に離婚を迫ってきました。
自宅の名義は、相手方の名義でしたのでそのまま離婚をすれば、依頼者様は自宅を失うことにもなってしまいました。
そこで困った依頼者が弊所に相談に来られました。
対応
まず先方からの要望には応えられない事を相手方に告げました。
すると相手方は、離婚調停を申し立ててきましたので、その中で話をする事になりました。
相手方は、ずっと強い主張を繰り返してきたのですが、このままだと自分が求める離婚ができないことを悟ったのだと思います、最終的に慰謝料を払い、自宅に住み続けて良いと述べてきました。
ポイント
世代的なものもあると思いますが、不貞を行う人の中には開き直って自分は悪くないという人が少なくありません。
その様な人物が相手方になった場合、本人同士での話合いでは無理矢理押し切られてしまう可能性が否めません。
今回は、弁護士が介入し相手方の無茶な主張を遮ったことで納得できる解決に至った事例といえます。
平成20年3月 広島大学法科大学院卒業
平成21年9月 司法試験合格(63期)
離婚問題・男女問題は、どうしても感情的になりやすく、一人で考えていたのでは問題が絡んでいく傾向があります。また、DVやモラハラがある場合、すでに夫婦間で上下関係が定まっていますから不利な条件を押しつけられがちです。調停手続も法律知識が必要ですのでご不安な事もあるでしょう。事件解決のパートナーとして、あなたの不安や問題を適切に解決することのご協力をさせていただければ幸いです。